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八ヶ岳・権現岳東稜

日にち:2009年4月12日
◆パーティ:岡田・永野

4/11

19:20 永野が俺ん家に来て、出発。今日はとても早いのだ。

21:20 美しの森駐車場に到着。8度で暖かい。

車内で小宴会を開く。このひと時に幸せを感じる。

23:20 就寝。


4/12

4:10 起床。暑くてよく眠れず、起きたらとても寒かった。のどもちと痛い。準備をしていると単独者が声をかけてきた。うちらと一緒で権現に向かうとのこと。単独とはやりますねー。

5:10 明るくなってから出発。全く雪の林道を歩く。しかし数日前より花粉症みたいな症状が続き、息をすると鼻がツンとして仕方がなく、不快せんばん。口呼吸だけで息をする。でも鼻からはタラ〜と鼻水が・・・。手バナのオンパレードです。

6:00 林道分岐に到着。
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暑いのでアウターを脱ぐ。いくつか堰堤を越えるとやっと雪が出てくる。渡渉は5から6回。大したことはない。

7:07 出合小屋に到着。
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今日は妙に疲れるなと感じていた。煙草のせいだろ。テントは3張。おー大盛況ですな。トレースばっちりでんな、と軟弱ものなんで、素直に喜ぶ。

7:40 権現沢出合。
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ここまでも渡渉あり。右岸の氷柱はか細いがまだあった。

すぐに二股で左に入る。単独者の他にも入ってるようだ。ゴルジュ帯も難なく突破。氷柱の裏を通る。
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8:10 ゴルジュ帯上。
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先行Pのトレースはすぐ右のルンゼ状から尾根へと取り付いていた。沢の上流へも古めのトレースが続く。うちらは正規ルート?を行きたくそのまま詰める。

しかし結構踏み抜きが多いので、途中の良さそうなところから尾根へ取り付く。ラッセルがキツイがちょっとで尾根上。が、それは支尾根だった。おまけにナイフリッジで、岩場の微妙なトラバースと木登りを少し強いられた。そこからラッセル20分で広い東稜とトレースに合流。余計なアルバイトでした。

だんだん尾根は狭く急になり、いよいよ黒いバットレスが近づいてくる。
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10:10バットレス取付。
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ここから先、安定してる場所はなさそうなんで、登攀準備をする。時間も早いし、天気もいいしで気分は最高。のんびり景色を楽しみながら準備をする。バットレスは完全にハングです。しかももろそう。

10:40登攀開始。

1P目 ノーザイル。

水平のナイフリッジを5m行き、右手の60度雪壁を15mほど登り。左の急なリッジ状を木登り。バイルがよく効くが藪は不快だ。

顕著なバンドまで。

2P目 永野リード 10m4級。
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ここからザイルをつける。永野が岩があったかいというので素手で登る。3m直上してバンドを左上。1手のみ核心。ホールド小さく木をつかんで強引に突破。俺は左手に木、右手に岩をつかんで突破しようとしたら、小岩が取れ、左へふられた。

そしてなんとその時買って1ヶ月のデジカメのレンズカバーのガラスが割れてしまった。超ショック!ソフトカバーもしてんのに(涙)。

ここからガラスの割れたボケが入ってしまう(悲)。
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3P目 岡田リード 40m4-級。
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とりあえず直上。10mほどで小ハングにぶつかる。右のフェースか左のルンゼ状か考え所。右のフェースは数手がほぼ垂直。ホールドはありそうだが、コケがいっぱい。左のルンゼ状は傾斜は緩いが、ホールドは細かそう。でもすっきりしている。ということで左を選択。残置ハーケンとボルトがあり正解のようだ。下からは見えづらい。ホールドも丁寧に拾っていけば、シビアなものではない。

4P目 永野リード 50m3級。
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リッジ状を行く。特に問題なし。

11:50 終了点。ザイルをたたみ主稜線を目指す。全く雪のない岩とハイマツを行く。右側はスッパリ切れ落ちている。
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12:10 稜線。ガッチリ握手。のんびり休憩。赤岳が格好いい。やっぱ盟主ですな。
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だが、このときから体に異変が。疲れるのは当たり前だが、体がだるくてしょーがない。話をするのも億劫だし、煙草もまずい。

シャリバテはありえない。朝サラスパとシュークリームを食べ、途中納豆キムチ巻きとパン1個食べてるから。俺には十分な量だ。

そーいえば、寝汗もかいたし、喉も痛かったことを思い出す・・・風邪か・・・はたまた花粉症か・・・

あとはほとんど下りだから何とかなるか、と思いアミノバイタルを飲む。

12:45 下山開始。すぐにながーいハシゴを下る。少しすると、とうとう左ヒザ靭帯が痛みはじめる。またか・・・。息もすぐ上がり、100歩で立ち止まる始末。まいったなー。

13:42 フラフラでツルネの頭に到着。ダメもとでアミノバイタルをもう1袋飲む。そして禁断の鎮痛剤「ロキソニン」も・・・。痛みを消して無理した後の後遺症が怖いのだ。しかし、下りなければ話にならない。

休んでると、赤岳東稜を登った3人Pが来て先に下っていった。少しすると5人Pが来て下って行った。

14:15 うちらも下降開始。ヒザの痛みとバテをだましだましゆっくり下る。10分ほどで5人Pに追いつく。トレースを外してなにやら相談している。尾根を見ると下の方で分岐してて、トレースは右に行ってる。彼らのいる左には赤テープと小さな看板があるとのこと。ただトレースはないみたい。うちらも地図を確認するが、よくわからない。

考えたあげくトレースを追うことにする。少なくとも3Pは先行してるし、今の俺の状態では少しでも楽をしたいので、下りとはいえラッセルはしたくない。足を上げると痛いのだ。いずれは上の権現沢に出るし。

トレースはその先200mほどで左のルンゼにおりていた。30mほど急な斜面を下り、ルンゼを下る。これがちょうどいい雪の緩さ。藪も皆無で快適に下れた。2か所ほど滝があったが、雪で埋もれて数メートルクライムダウンするだけ。しょぼくなった夢幻の滝(たぶん)も見れた。天狗尾根が見えるようになってくると、雪の下からゴーと水の流れる音がして、踏み抜きだけが怖かった

が、1回踏み抜き、着水。深くはないので良かった。体調は戻ってきた。アミノバイタル2袋飲み。効きます!

16:04 出合小屋に到着。どうやら明るいうちに帰れそうだ。アイゼンと登攀具をはずす。

16:20 出発。ここからは渡渉が問題になる。朝より明らかに水量は多く、朝は出ていた岩も水中にもぐってしまっていた。きわどい箇所もあったが、なんとか濡れずに7から8回の渡渉をこなす。夜じゃ絶対やりたくないね。

17:15 林道分岐。

18:12 美しの森駐車場。ストローハットで夕食して、21時すぎに帰着。

やっと権現岳東稜に行けた。春になりすぎて簡単だったので、少しもの足りなさを感じてしまう。体調がイマイチだったからまーいっか。

下降路は上の権現沢が最高です。去年下った地獄谷とは比べもんになりません。雪の状態はおいといて、藪はないし、やばいゴルジュもないし、とても快適でした。ツルネの東稜を下りられなかったけど、こっちのほうが早いんじゃないかな。

それにしても膝靭帯には困ったもんだ。やはり後遺症が出て、下山後も痛いです。今後サポータの装着を考えないといかんね。



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