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富士山(敗退)

日にち:2009年12月6日
パーティ:単独

2:50 自宅発。

前夜は良い子に、21時に子供と一緒に寝て、2時に起きたが、やはり眠く、準備がおぼつかない。コンビニに寄り、最寄りの高速に乗る。道はガラガラで順調に河口湖ICを下車し、富士浅間神社を目指す。途中で真っ暗なのに白い富士山が見え、俄然やる気モードに。

神社から馬返しまでの道は、ほぼ直線で快適。しばらくするとT字路っぽくなってたんで、ブレーキをかけると、効かない?アレっと思い、もっと強く踏んだら、ABS作動。おいおい凍ってるんかいな。あぶねー。−2℃だったから大丈夫と思ってたが・・・。スタッドレス履いといて良かった。

T字路っぽいとこは、中の茶屋だった。道(未舗装)がいろいろあり、車も10台くらい止まってた。どこが道だろ?ウロウロしたが、どれもハズレ。結局、一番直線的な茶屋の目の前を通るのが正解。茶屋を過ぎると、簡易舗装になってた。そこからはくねくね登り、結構高度をかせぐ。道はドライ。

4:40 馬返し着。1-P1010643

















すげー車。20台はあるかな。残り数台ってかんじで、セーフ。見るとほとんどの車が霜が下り真っ白になっていた。昨日から来てる人が多いのね。準備に手間取る。シーズン初めはいつものことですな。

5:05 出発。(下山時に撮影)

2-P1010641

すぐ前を二人組が歩いてた。準備をしてるときから気付いていたが、暑い!ものの5分でアウターと毛帽子を脱ぐ。これで先行者は全く見えなくなった。ヘッ電でも道は広く迷うところはない。雪もなく、所々凍ってるくらいで問題なし。下山時に撮影
3-P1010640

すぐに1合目。古びた小屋がある。月が結構明るく、雰囲気がいい。2合目は何か祀られてるみたい。先行2人が休んでたので抜く。

3合目は半壊した小屋とベンチがあった。下山時に撮影

4-P1010637

このへんから一面雪になる。新雪っぽくて気持ちいい。
4合目は標識のみ。
5-P1010578


このへんで明るくなり、ヘッ電を消す。日の出は時間的に拝みようがなさそうだ。廃屋となった御座石小屋にはテントが1張。

6-P1010583


ほどなく車道に出て、右折。
8-P1010586

八ケ岳が良く見える。

7-P1010584

7:25 佐藤小屋着。

9-P1010592

ノンストップで歩いたにもかかわらず、2時間20分かかった。遅過ぎだね。そんなには疲れてないが、この先に不安を感じる。佐藤小屋にはテントが数張あり、みんなすでに出発してるようだ。風が出てきて寒いので、飯を食い、1服だけする。

7:40 佐藤小屋出発。

ちょっと歩くと河口湖5合目の建物が良く見える、と同時に、雪煙舞う富士山が一望できる。すんごい風だ。。。
10-P1010595

道は完全に雪なんで歩きやすい。途中に日蓮上人の像がある。

11-P1010598

8:10 6合目着。

12-P1010599

ここには雪が付いてない。風の通り道なんだろう。先行は特に確認できなかった。上を見て、なかなかいい雰囲気だなーと思う。夏とは大違いだ。

夏道通り、九十九折りの道を行く。
13-P1010605

雪は中途半端。雪のないところを歩く。昨日降ったようで粉雪。すぐ下は堅い。天気は最高だ。ちょっと眩しく、サングラスを車に置き忘れたことを後悔する。時折、強風が吹き、雪が舞い上がり、痛くて顔を上げられない。うーん冬だなーと気持ちよく登っていくと、3人の先行者発見。かなりゆっくりであっという間に追いついて抜いてしまう。道をはずしたところで、雪訓をやってるパーティがいた。

9:05 花小屋2700m着。

ここからは岩場と小屋の連続する急登だ。下山者と何人かあったが、特に話はしなかったが、この時間に下山となると、登頂を断念したんだろうなー。

なんとか3000mまではノンストップで行きたかったが、ペースも落ち、アイゼンもそろそろ付けようと思い、富士一館2820mの上の小屋(不明)で休憩。ふーなかなかしんどいなー。アイゼンを付けると足が攣る。うむむ。ストックをしまい、ピッケルに代える。手ぬぐいも目出帽に替え、完全冬装備。断続的に風は吹くが、日向で気持ちよく、2服つけてしまう。

10:10 8合目。鳥居のある鳥居荘着。2870m。

すぐついた。気がついてはいたが、ヒザがにぶーく痛み、太ももの付け根が攣りそうだ。2900mの東洋館では10人くらいで雪訓をやってた。その脇を息も絶え絶えに登っていく。なーんか休憩後、一気によれてきた。ペースはガタ落ちで、敗退が頭をよぎる。タイムリミットの13時までにどこまで行けるかな?本8までは行きたいなー。

P1010620-1

3000mを過ぎてくると、風がさらに強くなる。耐風姿勢も何度か。雪は深いところでスネ。トレースは風雪で消されて、ルートがわかる程度。夏道が埋もれてしまってる場所は、表面の2センチが軽く固まり、その下に前の層があるが、そんなに堅くないので、危険はかんじない。黙々と高みを目指す。とりあえず、北岳3192mを超え、広場のある白雲荘まで行こうと、近い目標を設定する。

14-P1010624

しかし広場まで近いが、なかなか着かない。風が結構なものになってきたからだ。一方づけば、それなりにいけるが、バーっときて、終わったと思うと、逆から同じくらいのが間髪いれずやってくる。なかなか厄介なのだ。2回ほど本気の耐風姿勢をとったが、そのうち1回は上からで、頭に雪の小さい塊を浴びた。こりゃーいかんと思い、、即ヘルメットを装着する。

11:45 白雲荘3200m。

ふーなんとか着いた。もーヨレヨレだから、メシ食って休憩だと思ったが、風が許してくれない。少しおさまるのを待とうかと、建物裏に逃げるが、ぜんぜんだめ。それでも我慢したが、手足が冷たくなってしまう。

うーん、逃げ場がないなー。この先もないだろうなー。今の状態だと飯でも食わなきゃ、パワーもでないよ。時間も押してるしなー。いろいろ言い訳を考え、情けないけど、撤退だ!

敗退記念にピッケルを撮影しておく。

15-P1010627

12:05 下山。

風の弱くなるところまで一気に下りる。7合目手前で抜いたパーティが、まだあきらめずに登ってきた。頑張ってねー、と心で応援する。

12:25 東洋館2900m着。

雪訓やってたとこ。上に比べれば風も少なく、日当たりも良好で別天地。大休止する。
まずは一服しながら、ビールをプシュッ。ぷはーうめー!見えるのは山中湖。

16-P1010629

メシを食いながら、景色を楽しむ。その間通り過ぎていったのは、下山3パーティ6人、登り2人。まだいたかったが、風もあり寒いので、仕方なく腰をあげる。

12:50 下山開始。

途中で休んでるおじさんに声をかけると、3500mまで行ってきたとのこと。時間で戻ってきたが、冬富士はこんなもんだと言っていた。数人抜く。

6合目からの河口湖5合目と北岳・間ノ岳
17-P1010633


13:40 佐藤小屋。

寒さといい風といい、戻ってきたかんじ。アイゼン等装備を解く。ヒザがにぶーく痛いので、ケアする。手前で休んでいたお兄ちゃんに話しかけると、3度目の正直で登頂してきたとのこと。山頂で話をした良く来るおじさんに聞いたら、小屋から15人ほど上がったが、登頂は2人だろうとのこと。剣が峰は風が強すぎて無理だったそうだ。

このお兄さん、今日2時半に馬返しを出発したらしい。ふえー俺が自宅を出る前から歩いてるんだ。時間の余裕と風の問題だろうが、5時じゃ遅いと言われた。彼もそれで失敗したんだと。勉強になりました。

13:55 佐藤小屋発。ヒザを長く使いたくないので、ガンガン下りる。雪がフカフカで負担も少ないかんじ。暑いので3合目で1服し、また飛ばす。が、すぐに雪がなくなり、抑え目に下る。

15:00 馬返し着。朝あった車は減っていたが、俺の後にも車は来たらしく、路駐が結構してあった。

装備を解き、溶岩温泉へ向かう。風呂は俺一人。冷えた体に温泉。思わず喘いでしまった。入浴後はそこでステーキを食う。和牛サーロイン150g2000円なり。贅沢です。出てくると、溶岩鉄板?で自分で焼くとのこと。面倒くせーなー。しぶしぶ焼くが、これがうまかった!量も十分。ファミレスの150gって嘘なんじゃねん?ってくらい大きい肉で、腹いっぱい。余は満足じゃ。

外に出ると、富士さんがドーン。いいとこだなー。

18-P1010646

16:40 帰路に就く。ナビをセットすると、帰着20:50だと?談合坂渋滞か。高速に乗り、渋滞情報を聞くと、事故で通過に3時間以上とのこと。迷わず雁坂越えを決める。案の定ナビは言うことを聞かず、へんちくりんなルートばかり案内するんで、記憶と案内板頼りに雁坂峠を目指す。すると1回間違えただけで、R140に出られ、その後は空いてて順調に飛ばす。

19:15 帰宅。2時間半切ったぜ!空いてればこんなもんなのね。

 冬富士。コテンパにやられました。完敗です。原因考察すると・・・

1.体力不足。1ヵ月半ぶりの山としては不適当。足攣ってるなんて論外。

2.耐力不足。根性が足らんね。

3.準備不足。計画があまい。もっと早出しなきゃ。

4.その他。流動食・アメ等の不携行。8合目から上は、ザック下ろして休めないよ。

翌日も翌々日も、たいして筋肉痛がでないんで、シャリバテだったのだろうか。 起きてからハンバーガー1個とおいなり3個。足らんのかな?休憩すると、まず一服。これがいかんのだろう。でも面白かったなー。まるきり冬の本チャンです。今回は8割の人が一泊だろうか。何となく少ないイメージ。装備的には十分だったが、逆に多すぎたかも。もっと軽量化が必要ですな。

またまたリベンジする山が増えてしまった。いや十分に再チャレンジする価値がある!これから冬の定番にしてもいいくらいだ。天候は下界と一緒で読みやすいし、アクセスもいい。それでいて本チャンの冬山を味わえる。

冬富士よ。気に入った!!!


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