谷川岳・一ノ倉沢・衝立岩ダイレクトカンテ
日にち:2010年6月13日 曇
メンバー=岡田・加藤
一ノ倉沢出合(5:00-6:00)中央稜取付(6:40-7:10)取付(7:20-12:30)終了点=北稜(13:20-14:20)略奪点(14:30-15:15)一ノ倉沢出合
2週連続の一ノ倉沢。今度は2回敗退してる衝立岩だ。最初は6年前のダイレクカンテで2P敗退。2回目は雲稜第一で3Pで敗退。3回目の今日狙うは、再度ダイレクトカンテ。3度目の正直といくか?
20:30 加藤宅を出発。今回も早出だ。
21:40 ロープウェー駐車場着。
空は曇ってて星はひとつも見えない。明日の天気はどうだろう。衝立岩を抜けるまでもってほしいな。まずお目当ての自販機前のテーブルに行くが、すごい人。学生っぽいのが15人くらいで、静かにミーティング?をしていた。となりには5人くらいで宴会中。大盛況ですな。やはり寝てる人もいて、先週より人は多いみたい。
入ってすぐ右隅に陣取り、事前に買ったビールで乾杯。このロビーのは100円ほど高いのだ。冷えてていいんだけどねー。ビール2本と缶酎ハイ1本を空け、23時過ぎに寝ようと思ったら、浦和渓稜パーティに遭遇。自販機でビールを買い、宴会に混ぜてもらう。結局お昼すぎまで。
4:00 起床。
いやー今回は眠い。なんか今週は真面目な人が多く、バンバン出発していく。うちらはマイペースで、用を足し、指導センターに届を出し、一ノ倉沢へ向かう。出合の駐車場は半分くらい空いてた。天気がイマイチだからカメラマンが少ないみたい。朝食を食いながら準備する。
5:00 出発。

今週はみんな早い。先行は20人ほど。1週間で雪渓は結構消えたようだが、まだ何の不安もなく歩ける。前夜の最後のビール1本が効いたようで、息の上がりが早く、何度か吐きそうになる。。。

テールリッジへの乗り移りも場所を選ぶかんじ。来週はちょっと嫌らしいかも。最初の樹林帯を抜け、一休み。曇で日は当たらないが、気温が高くジメジメしてるんで不快だ。

6:00 衝立岩基部。
渋滞がなかったんで早かった。中央稜には前に10人ほど、南稜には15人くらいかな。うちらの後にはほんの数人しか来てないんで、先週より少ないね。準備中ブヨ?がまとわりつく。結構ひどい。先週はこんなにいなかったのに、気温なのかな?仕方なく暑いけど長シャツのまま登ることにする。
ダイレクトカンテを見上げる。

準備を終え、20mほどテールリッジを下り、リングボルトのある岩からスタート。
6:40 岡田リードでトラバース開始。
バンドを目指してたはずが、ちょっと下りすぎ、上に修正し、40mほどいったところのリングボルトで切る。2級。
次は、加藤さんリードで5mほどの笹藪をもがき、泥つきの岩を20m登って、アンザイレンテラス。30m4級−。
雲稜第一を見上げる。今日はスカッと登って、秋にここに戻ってきたいなー。10m右下へ懸垂下降。
7:10 ダイレクトカンテ取付。相変わらず貧弱で、足元が悪い。
7:20 ザイルを結んで、クライム・オン!
1P 加藤氏リード。40m4級。

7m直上、10mトラバース、20m直登、5mトラバースってかんじ。とにかく「コ」の字です。傾斜が強くなり、浮き岩も多く、一部濡れてて、結構いやらしい。衝立岩に来たことを実感する。
2P 岡田リード。40m 4級+ A2。

さー本当の衝立岩が始まる。微妙に浮いてるフレーク状カンテをフリーでトラバース。頭上に小ハングが見えたところで、アブミを出す。いきなり頼りないシュリンゲが垂れてるので、掛けなおし、小ハングを越える。A2はここだけだが、慣れてなく、まだ力もあるので、余計に力を使ってしまう。
小ハングを越えると、デェードル沿いに左上する。支点のボロさに気を遣いすぎ、なかなかペースがつかめず、カメの登り。ほぼ中間地点の1.5m左側に新しいリングボルトが2本打ってある。ルートはオープンコーナー沿いだが、あまりの良さにそちらへ行く。ルート上の支点はかなり悪いので、この左側をフリーで行ってみることにする。5m登れば支点はあるし、行けなくもなさそうだ。
微妙な2手をこなし、ガバを取りに行くが、そんなガバじゃなくガッカリ。いや、あせる。もう2手ほど登るが、3手目がどーしてもでない。支点まで2mだが、ここはゲレンデじゃないんで諦める。5.9くらいだと思う。恐怖のクライムダウン・・・
落ちるスレスレでなんとか戻る。体がある程度回復してから、正規ラインに戻り、アブミの掛け替え。やはり良くない。1か所シュリンゲを掛け替える。最後の方は傾斜も落ち、支点も良くなる。最後2mのフリーで小ピナクルに出て、シューリョー。鳥のフンで白くなってた。なんとも締まらない1時間半だった。

ビレイ点は足場もあり、まあまあだが、手放しでは立てないので、ハーネスがあたる部分が辛い。
3P目。加藤氏リード。20m A2。

デェードル沿いに左上し、大ハングにぶつかる手前を右上し、乗越した所で終了。出だしが掛け替えづらい。ハーケンの間隔は狭くなるが、ボロいのが多い。1か所浅打ちで錆びてて、しなるのがあり、気持ち悪い。乗越すと傾斜は90度以下になり、開けてくるので、脱出した感じがする。
4P目。岡田リード。40m 4級+ A1。

数手のアブミでカンテをトラバース。支点があったりなかったりで、ルートがわかりづらい。アブミに慣れたため、フリーが悪く感じる。もっと緩い傾斜を想像したが、結構強い。あくまで感覚だが、4級よりは悪いみたい。アブミを出したりしまったり、ルートを考えたりで、時間がかかる。リングボルトが数本足元ってこともあったんで、ルートをはずしたかもしれないが、フリーでいけてるんでまーいーみたい。最後のあとちょっとで灌木だーってとこの数手がホールド少なく悪い。全体的にもっと横移動を想像してたが、正味10m+αは登ったと思う。
太い灌木にビレイをとり、加藤氏を迎え、ガッチリ握手。
12:30 衝立岩初完登!やったぜー!
加藤氏がそのまま20m笹藪を右上し、北稜の3回懸垂が終わった所にでる。踏み跡はないに等しく行きやすいところを行けばいいかんじ。6時間ぶりにザックを下ろし、大休止。もう腹ペコなのだ。
13:20 懸垂開始。
先週間違ったとこ。今度は加藤氏が踏み跡をたどらず、藪を真っ直ぐ下りてみると、すぐに明瞭な踏み跡にぶつかった。そのまま辿ると、30mくらいのところに懸垂地点があったが、スルー。次の空中懸垂の支点には10m届かず、先週も使った支点のとこまで。

仕方なくちょっと懸垂し、空中懸垂2回でピナクル。前に2人の下降パーティがいた。ここでザイルをしまい、略奪点へ。雪渓はまだ残ってる。これが先週より堅く難渋する。蹴り込む足先が痛いし、疲れる。
14:20 略奪点。
小休止。衝立前沢は雪渓が激減。50mくらいしかなかった。最後の懸垂をし、雪渓に乗り移る。ここも減っててスノーブリッジになってたが、近くまでいくと安易に乗り移れた。次週以降は嫌らしいかも。

15:15 一ノ倉沢出合。

雪渓を登る観光客を横目に、足を滑らせながらガーっと下りる。振り返るとテールリッジを下りるパーティが見える。まだ衝立岩は見えた。思いのほか天気がもって良かったなー。
荷物を片付け、車に乗ると、「冷却水低下」の警告。水を追加し、出発すると、浦和渓稜パーティがちょうど帰ってきたのであいさつをし、湯テルメに向かう。メシは沼田のトンカツ屋。美味かった!
加藤宅へ寄り、暗くなる前に帰宅。
貸し切りの衝立岩を怖いながらも存分に楽しめました。