上州武尊山

1999年8月8日:曇時々晴
パーティ:単独

自宅(6:00〜7:45)駐車場(8:00〜8:50)旭小屋分岐(9:00〜9:30)不動岳(9:40〜10:50)前武尊
(11:05〜11:45)家ノ串山(11:50〜12:30)武尊山頂(12:50〜13:50)前武尊(14:00〜15:10)駐車場
登り4時間30分、下り2時間20分。

5:30起床。しまった、2時間の寝坊だ。行くかどうか迷うが、朝日が昇り、今日の晴天を約束しているので、行かなければ、と思い、急ぎ準備をし、6:00出発。18:00までに帰ってこなければならないので、とにかく愛車180SXを飛ばす。すると、7:20には武尊スキー場付近まで来ていた。早かった。ところが、肝心の川場野営場がわからない。地図で確認すると、行き過ぎていた。

そんなこんなで7:40到着。おにぎり1個を食べ、準備・ストレッチする。
8:00出発。砂利道を5分いくと川場野営場へ着く。陰気な所だ。中を突っ切り道らしきものを見つけ、進む。最初から薮漕ぎとはおかしいと思いながらも方角が合っていたのでそのまま進むと、3分で整備された道に出た。なんのことはない、野営場のすぐ左に道はあったのだ。
緩斜面を沢沿いにいくこと20分、天狗尾根と川場尾根の分岐へ着く。川場方面へ行く。ここからきつい登りとなる。樹林帯で不快だ。さらにスズメ蜂も多く、威嚇してくるので、オチオチ休めない。8:50、旭小屋と不動岳との分岐に出る。10分休憩後、出発。
いよいよ不動岳を目指すが、勾配がさらにきつくなり、蜂も増え、精神的につらい。唯一の救いは、いくらか尾根筋なため、風があったことだけだ。そして最後の岩場に突入。火山岩らしく、角がないが、難なく登り、9:30到着、10分休憩。小さな黄色い花に、熊ん蜂が群がっている。心が和んだ。出発すると、不動岳の頂点に行けることが判明。すかさず、15m位岩を登ると360度の展望だ。しかしガスで何も見えない。再出発。
10分ほど岩場が続き、気分は上々。群馬修験「カニの横ばい」なるものもあり、面白い。岩場が終わると、前武尊へ一直線だが、ここの傾斜が一番きつい。何度も足を止めるが、その度蜂に煽られる。たっぷり汗をかいたところで、傾斜が弱くなる。
10:50前武尊へ到着。屋根付の大和武尊の像がある。パンを食べ体をほぐし出発。ここからは完全に稜線歩きとなり、ペースも上がる。剣が峰が威圧的で、そそられるが、通行止なのでしょうがない。看板はあったが、廃止になった道は不祥だ。次にいい岩場が出てくる。トラバースもあったが、当然直登する。かたい岩質で快適だ。頂点付近は幅がせまく、結構こわい。楽しい岩場があっという間に終わり、稜線歩きに戻る。
すると20m斜め下の笹地帯でガサガサ動くものを発見。熊かと思い凍り付く。後ろ姿が見え、茶色い小熊と認識する。すると近くに親熊が・・・。と、進行方向30m先の登山道のすぐ下で動く物体を確認する。どうしようか必死に考える。遠ざかる様子もない。じっとして10分ほど経ったか。動く物体がはっきり見えた。エテ吉だった。一安心。しかし、野生の猿だ、危険は危険だから、走るようにその場を通り過ぎる。安全と思われる場所まで来ると、一気に疲れが出る。
ゆっくり登っていくと、11:45家ノ串山へ到着。展望はないが、丸太のベンチがあり気持が落ち着く。
5分休憩後、武尊山頂へ向け出発。中ノ岳ジャンクションへ着くと、急に人が増えた。ここまで3人しか合わなかったのにだ。
ここからは、トラバース気味にゆったりとした上り下りで、ガンガンとばす。途中、水場や池があり、どこかの高原に来たみたいだ。
最後に一登りし、大和武尊の像があったので、山頂かと思いきや、違った。さらに5分登ると、山頂があった。12:30武尊山頂へ到着。平らでかなり広い。人が多く、うるさいのには閉口したが、飯にする。ここも360度の展望のはずが、ガスで何も見えない。こんな山頂ほどつまらないものはない。
12:50下山開始。時間がないので、家ノ串までガンガン下り、小休止。ここから先はエテ吉地帯だ。近づくとやっぱりいた。また、走るように過ぎると木の上に3匹いて、こっちを向いていた。カメラを撮ろうかと思ったが、面倒くさいのでやめた。
13:50前武尊に到着。飛ばしたため、右膝の裏筋が痛い。ゆっくりストレッチ。15分休憩後、不動岳とは反対の天狗尾根コースを下る。こちらは岩場のない普通の登山道なので足が痛いのを除けば、快調に下れた。途中、リフトもあり興ざめしたが、時間がないので、とにかく下る。15:10駐車場へ到着。そそくさと着替え、帰途に就く。途中車が多かったが、17:10帰宅。

1週間後に穂高連峰(前穂北尾根・滝谷)を控えているため、上州武尊山のなかで練習となる岩場の多いきついコースを選んだ。案の定、入山者は少なかった。雲とガスがなければ、アルプス的な景色が見られただろうが、残念だった。
白毛門に続き単独となったが、登りごたえがあったので大満足である。