北八ヶ岳縦走

1999年11月19日(土)〜20日(日)
パーティ=金子、政、小杉、荒木、岡田、岩田

11月19日(土)   7時間
本庄(6:00〜8:45)大河原峠(9:10〜10:20)双子池(10:40〜11:40)天狗の露地(11:50〜12:50)
大岳(13:40〜15:15)北横岳(15:25〜16:15)縞枯山荘

11月20日(日)   5時間10分
縞枯山荘(7:40〜8:10)縞枯山(8:20〜8:40)雨池峠(8:45〜9:00)雨池山(9:05〜9:45)三ツ岳
(9:50〜10:40)北横岳(10:55〜11:50)亀甲池(12:00〜12:50)大河原峠(13:00〜15:10)本庄

6時、商工会議所に6人全員集まり、めずらしく時間通り出発。7時過ぎに佐久ICを下り、コンビニへ寄る。最近開通した「蓼科スカイライン」を目指したが全くわからず昔ながらの望月回りコースを行くことになる。ところが、これが途中で通行止。落石と道路凍結のためと書いてある。戻るのもイヤだし、あやしい通行止なのでそのまま進む。しばらく行くと車の通った跡があるので、これはいけると確信する。ラッキーだった。結局、予定より20分遅れて大河原峠へ到着。雲一つない絶好の登山日よりだ。

車中朝食をとったので、便をもよおした某3人がそれぞれ草陰にひそむ。ブリブリブリ・・・。(良い子はしてまいけません)戻ってくるとスッキリとした顔をしている。準備を整え、9:10縞枯山荘のおやじに会いに出発。

まずは双子山を目指す。途中20cm程伸びた霜柱があちこちに現れる。横に触るとふんわりしているが縦にさわるとつきささる。要は氷だからあたりまえだ。山でしか見られないので一同感激する。30分登り広い山頂に着き、休憩と記念撮影。

次は双子池を目指す。これがけっこう長い下りで結局車を停めた大河原峠より低い地点まで下りてしまった。非常に損をした気分である。この途中、なんと携帯電話が鳴った。山頂ではないのに・・・。ちょっと驚きである。

10:20双子池に到着。半分くらい池が凍っているが、とにかく暖かいのでのんびり休憩する。

次はいよいよ大岳へ向かう。今回の山行中一番つらい登りである。しばらく樹林帯の急登が続くが、それが終わると空が開け、ハイマツと大きい岩との調和がきれいな場所に変わり気分良く登る。しかし岩に張り付いた霜がとても滑りやすく、足の置場にかなり神経を使う。

そしてそのハイマツ地帯の中心となる「天狗の露地」へ到着。足場が悪かったため、かなりの疲労だ。小休止後、再び大岳を目指し出発。途中から再びうす暗い樹林帯の急登になり気分が滅入る。そんなこんなで予定をかなりオーバーし、12:50大岳へ到着。

360度の展望を肴に缶酎ハイで乾杯し、昼食。至福の時を過ごす。予定より遅れているため、もっと休みたがる政さんの尻をたたき、早々に北横岳を目指し出発。ところがこれまでの疲労のため、金子・政さんのペースが一向にあがらない。ちょっと登ってちょっと休むという状況になってしまう。日暮れが迫っているので、焦ったが、なんとかだましだまし登ってもらい、15:15北横岳へ到着。遠くに宿泊地の縞枯山荘が見え、ここからは下りなので時間も読めるため、一安心。暗くなるまでに山荘へ着きそうだ。10分休憩後、出発。皆疲れていて口数も減っているが、必死に歩く。こうなると自然とパーティがばらける。夕日に照らされた「坪庭(ハイマツと溶岩との調和が美しい地帯)」を通り、16:15縞枯山荘へ到着。

重い荷物を降ろし受付を済ませ、先ずは暖炉の前でゆっくり煙草をふかす。大きい炬燵もあったが、そっちは禁煙だった。一息ついてからから3階の寝床へ行き、荷物を整理する。今夜飲む酒を持って再び1階の暖炉の前へすわり、ちびちび焼酎を飲み、夕食を待つ。疲れているが、充実感がある。我々の他にも14人、同じように待っている。

17:30夕食。驚いたことにメニューはごはん、味噌汁、ヒレカツ、サラスパ、ひじき、キャベツ、オレンジという豪華なものだった。なかでもごはんが絶品である。沸点が低いため圧力釜で炊いているとのこと。もうみんながむしゃらに食ったため、お櫃が空になり、よそからもらう。最後のお茶はごはんの茶碗で飲む。洗う水の節約とのこと。なるほど。

食後、また暖炉の前で焼酎をやりながら、縞枯のおやじを待つ。ほかの宿泊客は18:50くらいで皆3階の寝床にいってしまい、われわれが1階を独占する。ラッキ〜。

19:00片付けを終え、縞枯のおやじが登場する。宿のスタッフも一緒にきて、炬燵を囲む。早速担いできた保冷剤に囲まれた日本酒(純米大吟醸)をおやじに渡す。おやじは相当の酒飲みである。見ただけでその酒の美味さを見抜いて一言。「こんないい酒は久しぶりだ。重かったろう、ありがとう。」この言葉で疲れが吹っ飛んだ。それから1時間半、たっぷり飲んで騒いで20:45就寝。懐かしいせんべいぶとんに入る。

この夜、床を揺るがすイビキ(皆)とカツゼツのいい寝言(筆者)がうるさくて、良く寝られなかった人がいたそうな・・・。こういう時は早いもん勝ちだね、やっぱり。

翌朝6:00起床。朝日が眩しい。6:30朝食。出発準備を整え暖炉の前に集合。おやじと再会を約束し、山荘前で記念撮影をし、7:40出発。この日は現役4人とロートル2人で別れての山行とする。ロートル組は北横岳へ直登するコースを行き、現役組は縞枯山、雨池山、三ツ岳、北横岳と縦走路を行く。なかでも三ツ岳はスリリングな岩稜が続き、とても面白い。ハイペースで3つのピークを極め、10:40今山行の最後のピークとなる北横岳へ到着。360度見える山々に別れを告げ、下山。11:50亀甲池へ到着。ここでロートル組に追いつくと思っていたがいなかった。最後の休憩をとり、大河原峠へ向かう。ここからの道は草原のように一面熊笹に覆われていて、とても景色がいい。そのため気分良く歩け、ペースを上げられる。

12:50現役組、大河原峠へ到着。ロートル2人が車の前で老夫婦のように座って日向ぼっこをしていた。20分ほど早く着いたが、車のキーは現役が持っていたため、登山靴を脱げないでいたらしい。すぐ帰り支度をし、13:00帰途につく。時間が早いので高速道路は空いていた。途中、藤岡IC手前でいきなり渋滞。なんの表示もなかったので生事故か?と思っていたら、100m先で車がこっちを向いていた。どうやらタイヤがバーストしてスピンでもしたようだ。老夫婦が車の側に立っていてケガもないようだ。だが不思議な事にボンネットがない。ぶつかった拍子に下に落ちたのだろうか?そして5分もかからず渋滞を抜け、15:10こだま温泉に到着。2日分の垢を落す。そして定番の焼肉屋へ直行。生ビールで乾杯。これが最高に美味かった。

アクセスの良さ、コースの楽しさ、天候の良さ、縞枯山荘のおやじの面白さ、どれをとってもすばらしく、いい山行だった。