谷川岳・東尾根

日にち=2002年3月10日(日)   快晴
パーティ=小榑・岡田

指導センター(4:30〜5:50)一ノ倉沢出合(6:05〜8:00)シンセンのコル(8:15〜10:20)第1岩峰(10:30〜11:05)オキの耳(11:10〜11:20)肩の小屋(12:40〜西黒経由〜14:10)指導センター

3月9日(土)
20時に上里を出発。関越上りは大渋滞。下りはガラガラ。いつもながら得してる気分。途中酒を購入し、22時前に立体駐車場へ到着。1Fは開放されていて2F以上には行けないようになっていた。金はどうするんだろうと思いながらも、早速酒宴を始める。0時に切り上げ、車中泊。

3月10日(日)
3時起床。あまり寝つけなかったという小榑氏に起こされる。こちらは熟睡だったので、体が言う事をきかない。だらだら準備をしていたら4時になってしまった。準備を終え指導センターに寄り、入山届に記入する。東尾根には2P先行しているようだ。この時間じゃあ出合についても、真っ暗だろうに。ヘッデンつけて一の沢を登るのだろうか?呑兵衛だらり山ヤの我々には到底真似はできない。

指導センター〜一ノ倉沢出合(1時間20分)
ヘッデンをつけ、のろのろ歩き出す。ヘッデンつけて歩くなんて久々だ。月もなく星がきれいだ。トレースもバッチリで夏道と変わらない。なのにマチガ沢出合で1本取ってしまう。こんな静かで夜空がきれいな雪の谷川にいるのに、ただ足元を見て歩いているのはもったいない。15分後また歩き出し、空が明るくなった頃、一ノ倉沢出合に到着。

一ノ倉沢出合〜シンセンのコル(2時間)
到着後、写真をとりまくり、アイゼンとメットをつけ、出発。すごいデブリ(雪崩の残骸)を抜け一の沢に入る。5ヶ月前とは大違い。シンセンのコルまでしなやかに雪がつながっていて、とてもきれいだった。下の方は小デブリでやわらかく、先行Pのトレースがあり楽チン。中ほどから上はアイスバーンが多くなり、傾斜もきつくなってきるので、やたらふくらはぎが疲れる。途中左岸に3本氷瀑を見つけ、そのうち最大のもの(左方ルンゼ?)に取り付いているパーティがいた。一の沢は速攻で抜けたいので、休まず登っていたが、単調な直登と疲れと強風でいやになった頃、コルに到着。近そうで遠かった。

シンセンのコル〜第1岩峰(2時間)
コルは風の通り道だった。強風にあおられたザラメ雪が容赦なく叩きつけてくる。登攀装備を整え、陽の当るマチガ沢側のルンゼを登る。しかし雪が腐っていて、上に抜けられそうにないので、10m登った所で引き返したが、この下降はマチガ沢まで見渡せるので怖かった。岩も登れそうだったが、一の沢側にトレースがあったのでこちらを行くが、やらしい雪のトラバースでカニ歩きになってしまう。その後は雪壁をひたすら登るが、先行Pのトレースが強風のおかげで所々消えていて、そこに限って軟雪だったりして苦労する。やがて風は収まり、最高の天気となる。すると今度は暑くてしょうがない。汗が吹き出て喉もカラカラ。2リットル用意していった飲み物がなくなりそうになってしまう。第2岩峰は結局わからなかった。(なさけない・・・)

第1岩峰〜国境稜線(30分)
第1岩峰に着き、岩を登るか、雪壁を登るか迷うが、岩を行くとザイルを出さなければならないので、雪壁を行くことにする。(軟弱者だね〜)バイルを出し、ダブルアックスで難なく乗越す。ここはニの沢源頭なので、チリ雪崩がすぐ脇を通り過ぎていく。ニの沢は雪崩の巣窟だということがよくわかった。そこからは3mほどの雪庇が張り出した国境稜線を目指すのみ。ルートは雪庇の切れた左側につけられていた。

国境稜線〜肩ノ小屋(5分)
11時5分。登攀終了。小榑氏とガッチリ握手。予定より2時間早かった。まあこれほど天気と雪の状態が良ければ当然かもしれない。景色を楽しみ、肩ノ小屋へ下りゆっくり昼食。谷川3千回おやじの森さんがいた(2150回目とのこと)。顔はお互い知っているのでいろいろ話をする。

肩ノ小屋〜指導センター(1時間30分)
結局1時間半休み、西黒尾根から下山開始。東尾根を見ると、ものすごい雪稜に見え、自分の達成感を増幅させる。シリセードで遊びながら下り、指導センターへ到着、下山報告を出す。

感想
とにかく大満足の一日だった。去年は計画していた3日前に入山禁止、5ヶ月前の無雪期にはルートを間違え、ビバーク後、シンセンのコルから下山という目にあっていたので、こんなにあっさり落とせるとは思ってもいなかった。また時間も思っていたより全然早かった。状態が良く、ザイルを使わないでも行けたのが主因だろう。視界やトレースが無かったら、倍はかかる。本当にラッキーだった(^◇^)

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